大阪府|伝承の有効活用について考える
自然災害伝承碑めぐり
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洪水と土砂災害など災害が複合している場合はそれぞれに分類しています
自然災害伝承碑は、日本各地に数多く残されています。中には、江戸時代や明治時代に建てられたものもあり、当時の災害の様子を今に伝えています。
自然災害伝承碑を訪れることで、過去の災害の教訓を学び、防災意識を高めることができます。
わたしたちは心理学の避難行動研究をきっかけに自然災害伝承碑を巡る旅を始めました。現地を訪問するようになってすぐ、自然災害伝承碑には先人からの思いやりの心が込められていることを強く感じるようになりました。
また、多くの地域で自然災害伝承碑が大切にされていることを目の当たりにし、過去と現在を繋ぐ石碑を介して、先人たちと現在を生きる人たちの心と心がふれあう温かな様子に魅了されました。
自然災害伝承碑を通して、当時の状況と先人の心に触れ、今を見つめる機会とその時間は、まるでタイムトリップをしているかのようです。石碑の向こうに人がいることを、いつも感じています。
石碑に刻まれた先人からのメッセージは、時に想像を絶するものもあります。当時の様子と先人の心を想像し「ここでそんなことがあったなんて」と涙がこぼれます。けれど、そのあとは必ず先人への感謝とこのことを人へ伝えなければと、気持ちが湧き立ちます。
1人でも多くの人に自然災害伝承碑のことを知るきっかけになりますようにと願っています。