洪水

鳥取県|鳥取砂丘そばで五度の洪水

Bell

アーユーボーワン!すべての命に。こんばんは、ベルです。

なんだか急に年末感が漂い出したスーパーマーケット。鏡餅がずらっと並べられ、おせちの材料も日持ちがするものはちらほらと並び始めました。

おせち料理って、ちょっとした保存食ですよね。子どもの頃は年末年始はスーパーも商店も正月休みで、商店街や街もなんかちょっとシーンとして静かだったような記憶があります。

いまはお正月でも24時間お店が開いていたりして便利でありがたいのですが、みんなで休もうよっていって、それにともなう不便さなら、ウェルカムだけどな〜と思います。なつかしく昭和を思い出しました✨

え。砂丘に近すぎない?

今回も前回に引き続き、鳥取県です!今日の自然災害伝承碑は鳥取砂丘のすぐ近くにありました。探訪するに国土地理院地図を見ていると「えっ?砂丘に近すぎない?」と思い、地図を拡大、拡大、かくだい、、、、、と拡大していくと、近くの住宅街とわかりました。

ご覧ください!拡大につぐ拡大したものがこちらです!

概要
碑名溺死海会塔
災害名洪水
(1795年8月29日(旧暦))
災害種別洪水
建立年1801
所在地鳥取県鳥取市浜坂二丁目
伝承内容寛政7年(1795)8月29日(旧暦)に、大雨で袋川の水があふれて大洪水が発生し、約650名の命が奪われた。この地では文禄2年(1593)、寛永12年(1635)、寛文13年(1673)、享保14年(1729)にも洪水で甚大な被害を受けている。
制限事項

五度の洪水、最初の洪水から431年

現地へ行ってみると住宅街にありました。伝承内容をみると五度の洪水を経験していることがわかります。伝承碑(溺死海会塔)は袋川から少し高台にありましたが、周囲の様子から、もしかすると移設されたのかもしれないなぁと推察しました。

伝承内容によると五度の洪水を経験していることがわかります。この伝承碑が建立されたのは1801年ですが、最初の洪水は1593年(文禄2年)とありますので、今からだと431年も前です。

時代のラインナップがすごい。。。

五度の洪水は、なんだかとっても古いものが多くびっくりです!安土桃山時代の文禄は徳川家康が江戸幕府を開く前ですし、、、江戸時代も、寛永1635年は島原の乱の前で、鎖国のちょっと前。建立された1801年は223年も前です。

1593年|文禄|安土桃山時代
1635年|寛永|江戸時代
1673年|寛文|江戸時代
1729年|享保|江戸時代
1795年|寛政|江戸時代
1801年|享和|江戸時代(建立)

災害伝承の記録を拝見したり、自然災害伝承碑に実際に会いにいくことをしていると、時の感覚が少し変わってくるような気がしています。今から223年前に建立された石碑が、目の前に建っている事実。

タイムトラベルといいますか、なんともいえないのです。。。やはりその石碑の向こうに人がいる、人の温もりを感じるのです。まだまだ修行が足りないようです。

さいごに

みなさんも、ぜひ、現地へ行ってみてください。お近くから始めるもよし、旅先で行ってみるもよしです!どこの誰とか関係なく、その石碑を建立した先人の思いやりの心に触れることは、ああ、自分の命を大切にしなきゃ!と思えるのです。

わわわ、なんだかセンチメンタルになってきてしまいました。今日はこの辺で、、、

ベルでした!

ABOUT ME
ベル
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災害伝承ラボのX係
災害時に役立つバンダナと帽子がわりのパトライトがお気に入り。 災害伝承のこと、自然災害伝承碑を巡る旅と防災の情報をXで発信係です。
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