洪水

|鳥取県|おなじ堤防改修碑ですが-お兄ちゃん編-

Yui

こんにちは。結(Yui)です。友人のベルちゃんと一緒に自然災害伝承碑をマップにピン建てしていくプロジェクトを一緒に行っています。

2022年10月14日 快晴

前回の自然災害伝承碑「兼久堤防改修記念碑」から見えるところに次の自然災害伝承碑、「兼久堤修築碑」があります。この2つの碑は同じ兼久堤防改修の記念の碑ですが年代が違う兄弟のような碑です。前回の碑は1921年完成の碑でしたが、この碑の完成は1896年なので今回の「兼久堤修築碑」の方が25歳お兄ちゃんですね。

この辺りは1886年9月、1893年10月、1894年8月~9月と3回も大洪水に見舞われました。これらの水害により、法勝寺川兼久堤防の大改修が行なわれました。この碑はその改修の碑になります。その後この地域を守っていた堤防でしたが1918年の台風で決壊してしまいます。その決壊後、再度大改修をした際の碑が前回の碑になるわけですね。

ところでこの碑、明治に作られた碑ですがよく見ると漢文のような文書になっています(平仮名や片仮名がない)。明治時代なのになぜ漢文?と調べてみたところ昔々の時代は公式な文章は漢文で書かれていたそうです(仮名や平仮名はありましたが公式文書では使用しない)。明治以降いくつかの理由や状況があり徐々に漢文から漢字とカタカナを使用したものへ変わっていったようです。

時代背景も見える自然災害伝承碑って本当に興味深いなと感じました。

おまけ

皆さんは島根県出雲市のバラパンをご存じでしょうか。パンをバラの花に見立てて、間に生クリームが挟まっています。ちなみに長いパンをくるくる巻いてこの形状を作っているところは手作業だそう。

私は普通のバラパンとコーヒーバラパンをいただきましたがどちらもどこか懐かしい味で美味しかったです。また島根県に行くことがあれば食べたい一品でした。結でした。ではまた~☆

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一般社団法人 災害伝承普及協会
「みんなの心をつないで防ぐ」をコンセプトに活動しています。防災における災害伝承の大切さを発信しています。自然災害伝承碑の探訪を通し、石碑に残された先人の思いやりの心をいつも感じています。防災のことや心理学の事を発信しています。
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