愛媛県|平成30年7月豪雨災害の碑

アーユーボーワン、ベルです。
このたびの熊本での水害で被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。
今回はベルも熊本滞在中でしたため、線状降水帯の接近により「高齢者等避難」が発令されたことと、信頼している気象予報士さんの「線状降水帯が南下していく恐れがある」の予報に、熊本に線状降水帯が停滞するかもしれないと早々に避難をしました。
夜中に接近になりそうな予報であることから、避難するか、しないかに時間をかけるよりも、安全と安心の中で安全なうちに避難して、ゆっくり過ごせる、眠れるほうがいいと思っての判断でした。車中泊は雨音がすごかったので、備えにイヤーマフを加えようと思います!
さて、今回はゴールデンウィークの自然災害伝承碑巡り大遠征で訪問した「愛媛県」にある伝承碑です。
平成30年7月豪雨による被害
平成30年(2018年)6月28日〜7月8日にかけて西日本を中心に全国的に大きな被害が発生した豪雨災害です。
碑の概要

- 碑名:平成30年7月豪雨災害の碑
- 災害名:平成30年7月豪雨(2018年7月5日~8日)
- 災害種別:洪水・土砂災害
- 建立年:2023年
- 所在地:愛媛県宇和島市吉田町東小路70番地(吉田伊達広場)
- 伝承内容
- 平成30年(2018)7月7日明け方
- 1時間に90mmを超える集中的な豪雨が観測
- 7日明け方、市内各所で浸水被害や土砂崩れ、土石流が多発
- 被害が集中した吉田町では、13名の尊い命が失われた
- 多くの住民が断水状態の中、避難所生活を強いられた
西日本各地で発生
この豪雨災害は西日本各地で発生しました。動画もたくさん残されています。こちらでは愛媛県の被害を伝える動画を2点紹介します。近年の災害は動画で様子を見ることができます。ドローンを活用し安全にこういった災害の記録を見ることができることは貴重なことであり、自然災害に対する備えや心構えを養う教訓、教材として大変有効なものです。
風化させず後世へと 宇和島市吉田町では13名が犠牲に
建立されたのが2023年ということもあり真新しいピカピカの伝承碑です。周囲が大変広い芝生広場になっており、災害時には人が集まったりできるようになっているのかなと思いました。



この地域では、風化させないための式典も執り行われています。
今回の熊本での豪雨災害とあわせて思ったこと
水害は気象情報やキキクルなどを有効に活用することで、命を守るための避難への判断はしやすくなると思います。しかし、私が避難した避難所にはどなたもいらっしゃらず、深夜に特別警報が発令されたことで線状降水帯真っ只中で避難してくる方が2組いらっしゃいました。
いずれの方もレンタカーで、恐らく旅行中だったことと思います。旅先で地の利などの把握はできていないと想像すると、特別警報が出たタイミングで避難することは命と引き換えの危険な行為です。
気象予報を命を守るために活用し、安全で安心な状況のうちに避難をすることを文化にできたらと強く思う出来事でした。そんな文化ができるように引き続き、災害伝承を活用した防災教育や防災啓発をがんばります!
おまけ 〜サダンディを知ってるかい?〜
愛媛のご当地キャラといえば「みきゃん」ですが、サダンディもいることをご存知でしょうか?
渡り鳥のメッカである伊方町に突然舞い降りてきた渡り鳥の妖精なんです。
皆を幸せにするいい種子をたくさん落とし、しあわせな街へエスコートすることが使命。
サダンディは、鳥の妖精なんです。コンセプトも素敵で気になる存在です。

写真はサダンディのキャンバスバッグです、中身は車で移動用の防災グッズです。写真の右側は熊本で宿泊したホテルからの景色です。
また来年、サダンディに会いに伊方町や佐田岬へ行きたいなと思っています。
厳しい残暑になりそうですが、どうか皆様、ご自愛ください☆
ベルでした!