洪水

京都府|周りの人も幸せに

Bell

アーユーボーワン!こんにちは、ベルです!

夏休みの中盤、お盆休みが目前となった8月8日、宮崎県で震度6弱の揺れを観測したマグニチュード7.1の地震で、気象庁から南海トラフ地震臨時情報(注意)が初めて出されました。このブログを書いている今日、8月12日現在も巨大地震への注意し、引き続き備えの確認が呼び掛けられています。常に心構えをして地震への対策について今一度の確認をしましょう!

江戸時代・流域住民の数千名が犠牲に

今年に自然災害伝承碑に登録された京都府木津川市の正覚寺内にある石仏です。今から312年前の1712年に発生した木津川の洪水では流域の住民数千人が犠牲になりました。石仏は水死した人を弔うために3回忌に造立されたものです。

石仏の台座には下記のような碑文が刻まれています。お寺に設置されていた案内看板を読んで、願主はなんて広く深い愛をもった人だったんだろうと思い手をあわせました。

正徳二年(1712)辰八月十九日洪水によって、
此川筋の近在辺境の人民おぼれ、死するもの幾千人といふ数をしらす

今日第三回忌にあたれるをもって、彼亡者のぼだいのため、
此阿弥陀仏を造立し、ながくここに安置し奉る。かねては又、

往来の貴賎男女をしてこの尊像を拝し心々の回向をなさしめ
自他平等の利益とせんことを願ふのみ

正徳四(1714)甲午天八月十九日、願主 京都住人 大八木弥右衛門 敬白

約5.5Kmの距離にある4基がある場所は

この石仏から直線で約5.5Kmの間に4基もの自然災害伝承碑が登録されています。重ねるハザードマップで表示してみると、5.0~10.0mの浸水が想定されている場所にあることがわかります。

自然災害伝承碑をチェックする際に「重ねるハザードマップ」で確認してみると、自然災害伝承碑が今現在においても重要な防災情報であることがわかります。ぜひ、お住まいの地域、旅先、大切な人が暮らす街もチェックしてみてくださいね。

さいごに

今回の訪問で改めて「災害伝承」は昔々から人から人へ、思いやりという愛をつないできたものなんだなと実感しました。自然災害伝承碑が今も重要な防災情報であることを、一人でも多くの人に知ってもらえるように頑張ろうと思いました!

おまけ
みなさんは京都のお土産菓子では何がお好きですか?美味しいものがたくさんあるので、あれこれ思い浮かんでしまいますよね✨ベルは数ある京都のお菓子では「蕎麦棒路(そばぼうろ)」が一番好きなんです!

素朴な味わいと、あの歯応え…手が止まらない〜〜〜となってしまいます。お手軽価格もうれしいポイントです。京都に行った際はぜひ食べてみてください!

東北地方に台風が上陸し、河川氾濫の恐れがある状況です。お住まいの地域の方は安全なうちに避難を。どうか被害がありませんように。

ベルでした。

ABOUT ME
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災害伝承ラボのX係
災害時に役立つバンダナと帽子がわりのパトライトがお気に入り。 災害伝承のこと、自然災害伝承碑を巡る旅と防災の情報をXで発信係です。
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