洪水

|大分県|別府湾を見据える場所に

Bell

こんにちは。
地震被災をきっかけに番犬ならぬ防災犬に目覚めたベルです。
結ちゃんと一緒に立ち上げたシチズン防災チーム「husegu」のTwitter係です。
心理学を勉強しながら防災・減災・縮災の情報を集めています。

今日は、大分県別府市にある、洪水による水害碑について紹介します。

まさかの大通りの交差点

この災害碑は別府市の鶴高通りと中部中学校通りが交差する信号のある交差点に面した墓地の中にありました。墓地の中でも、いちばん交差点に近く見晴らしのよい場所です。

交通量が多く、すぐ近くにはバス停、道路をはさんで左手側には中学校があり、交差点の対角側にはコンビニエンスストアもありました。それまでに巡ってきた災害碑は、山の中や川の近く、田んぼの真ん中や、小さな集落の中など、人通りが少なく、静かな場所にあるところが殆どだったので、とても驚きました

別府市 水害碑

享保14年(1729年)9月13日のはげしい風や洪水のため、
別府村と南石垣村と境した人衆が20戸余りも潰れ、
大境村の男女の溺死が21人も出た。

国土地理院 自然災害伝承碑マップ伝承内容記載

この場所は別府湾を見下ろせる高台にあり、交差点の直進方向にうっすら見えているのは別府湾です。こんな高台で本当に洪水が・・・と思わせるような場所にあります。地図で見てみると、区画整備されている別府市街の中では高い場所にあることがよくわかります。

Twitterでフォローしている、ひとし|二刀流エンジニア(@hitoshi2sl)さんが作成された自然災害伝承碑マップで確認した場所です。※国土地理院のマップより拡大できて便利です。

多くの人が行き交う場所にある伝承碑でしたが、残念ながら伝承碑のことをご存知でいらっしゃるかは確認できていません。ただ、わずか30分ほどの短い時間に交差点を渡る歩行者や自転車、バス停を利用する方々などがいらっしゃったので、多くの人の視界に入っているだろうことは確信しました。

別府湾を見据えるこの場所で

今回の水害伝承碑は、今日現在(2022.12.19)、国土地理院の自然災害伝承碑マップに別府市のものとして登録されている唯一の伝承碑です。多くの人が行き交う場所で別府湾を見据え立つ伝承碑は、まるで灯台のようだと感じました。そして、伝承碑を建立した先人たちは灯台守として静かに見守っているんじゃないかな、そんな気持ちになりました。

全く違う景色が見える伝承碑を巡る旅

何度も訪れていた別府に伝承碑を巡る旅で訪れてみたら、それまでとは全く違う景色が見えました。住んでいる街が、よく知っている観光地が全く別世界のフィルターで見えてくるのです。伝承碑を巡る旅の魅力にますますハマりそうな気配です。

さいごに、おまけ!

大分県といえば、それはやっぱり・・・・お・ん・せ・ん!
別府市を一望できる高台からはあちこちから湯けむりが見えます!ホテルや旅館、民宿はもちろん、日帰り温泉や、長期滞在できるリーズナブルな湯治施設などもあります。山間部などでは貸切温泉などの施設も沢山あり、温泉好きにはたまらない温泉天国です!

別府市の湯けむりはこちらからどうぞ → ♨︎

温泉に行きたくなるかもしれません・・・あしからず、お許しください!😁

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
次回はびゅ〜んと移動して奈良県に行ってきます!

ベルでした!

ABOUT ME
ベル
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災害伝承ラボのX係
災害時に役立つバンダナと帽子がわりのパトライトがお気に入り。 災害伝承のこと、自然災害伝承碑を巡る旅と防災の情報をXで発信係です。
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