高知県|殉職記念碑の教訓

アーユーボーワン!ベルです🔔
雨はもう降らないのか。。。どうか田んぼのためにも降ってくれと願っていました。今年は一粒でも多く収穫をと思っているのです。
なぜならば。。。じいちゃんが、「お米を売ってもらえませんか」と農作業中に言われると「どうぞ」と応じてしまうため、自分たちが食べる分が秋まで持つかどうか、、、しか残っていないという状況になっていたのです。「えらいこっちゃ、もう売るぶんないから大丈夫」と笑っているじいちゃん。
幼い頃に戦争を経験し、食べものが手に入らないことの大変さを経験しているじいちゃんの思いは、ベルにはまだまだ想像が追いつかない状況ですが、本当に買えない方たちにつなげるようなことができたらいいなと思いました。
前置き長くなりました🙇♀️今日も前回に引き続き、高知県をめぐったブログです!
枕崎台風による被害
終戦直後を襲った猛烈台風です。終戦後間もないことで気象情報も少なかったことや防災体制も十分でなかったため各地で大きな被害が発生しました。
出典:気象庁ホームページより
碑の概要

- 碑名:殉職記念碑
- 災害名:枕崎台風(1945年9月17日)
- 災害種別:洪水
- 建立年:1954年
- 所在地:高知県四万十市
- 伝承内容
- 昭和20年(1945年)9月17日
- 枕崎台風により被害発生
- 特に四万十川沿岸一帯が危険な状態となる
- 中半国民学校の校舎が倒壊
- 校具を搬出中の校長が殉職
学校に
自然災害伝承碑は学校の敷地内にあるものも多く存在します。子どもたちが学校にいる間に災害が発生してしまうことは、昔も今も同じにあるんですね。
この碑は校長先生が校具や重要書類を搬出中に殉職されたことが伝承内容にありました。校具ってなんだろうと調べてみますと、机や椅子のことだそうです。
学校の先生が身を挺して子どもを守っている様子が見られる「暴風水害記念誌」(大阪市西区の九条東小学校)があります。
学校のこと、子どもたちのこと、先生たちのこと、災害が起こっている最中に、あらゆることを把握、想像して判断し、指示をだし、自らも動く、、、校長先生が大変な状況であったことと思います。
生まれ変わった学舎の校庭に
この碑がある場所は、もともとは学校だったところです。いまは生まれ変わって「四万十学舎」として宿泊施設として泊まることができ、すぐ目の前にある四万十川でのカヌーなどのアクティビティ体験ができる場所になっています。
こういう人が集まる場所にある自然災害伝承碑こそ、多くの人に知ってもらえるようになっていたらいいなと思います。
楽しみにきているとことに災害のことを知らせるものはちょっと、、なのかもしれませんが、レジャーは安全が大前提だからこそ、水害や災害への心構えをもって楽しんでもらえたら。
四万十川
四万十川は本当に美しい川で、四万十ブルーと称されるほどです。その昔、九州をフィールドに野遊びにハマっていて、カヌーやシャワークライミングをしていたので四万十川に足を運んでいました。
四万十市公式チャンネルにあった動画です。これからのシーズンに川で遊ぶに参考にぜひ。
今回は九州へと渡るため、高知市から愛媛県の佐田岬を目指して移動の途中に立ち寄りましたので、宿泊できなかったのですが、次回のときには泊まって、カヌーとシャワークライミングを楽しみたいなと思います。
四万十学舎ホームページはこちら
殉職の碑におもうこと
自然災害伝承碑めぐりで初めて訪れた「殉職の碑」は兵庫県神戸市にある「嗚呼福田君父子之碑」でした。とても心が締め付けられました。
林田警察署に勤務していた巡査部長が、堤防決壊の危機に息子を連れ住民救護にあたり、多数の命を救ったものの、不幸にして倒壊家屋に巻き込まれ父子は亡くなったという、当時の被害と悲しい出来事を後世に伝えている。
国土地理院地図、自然災害伝承碑、嗚呼福田君父子之碑より
昨年の山形県警のお二人がなくなったことはとてもショックでした。当時、亡くなった警察官のお二人が救命胴衣を持っていなかったと報道されていました。
今月のニュースで山形での豪雨による殉職を受け、秋田県警が現場の警察官全員への救命胴衣配備されたことが報じられていました。
避難することは自分のためだけじゃない
巡回中に救助要請をうけ、住民の救助に向かったお二人は、パトカーごと流されています。車が流されてしまうほどの水位になっていたのです。
避難をしない人にも事情はあることと思います。でも、安全なうちに事情を伝えて避難したいことを相談することはできないでしょうか。。。
安全なところへ避難することは、自分のためだけじゃなく、ほかの人の命も守ることにつながることも含めて検討をと願います。
またもまとめきれず、、、
前回、1回にまとめきれなかった、とお伝えしていましたが、2回でも無理でした、、、高知県は災害伝承、防災への取り組みがたくさんあるのです。もちろん観光スポットも!
自然災害伝承碑めぐりをしていなかった時にも何度もきている高知県。その当時は災害伝承、防災の視点で高知県を見ていなかったのです。
また次回も高知県での巡りをブログさせてください!よろしくお願いいたします!
おまけ
室戸市では、「むろと廃校水族館」にも立ち寄りました。一度行ってみたいと思っていた水族館です。スター選手がいないところがベルにはとてもよかったです。

地方創生や活性のヒントや刺激もいただきました。「日本で一番活きのいい廃校」の動画もすてきな動画でした✨
今週は大雨に地震も多く、新燃岳も噴火、、いま一度、そなえの見直しを✨🤗
また次回に!ベルでした!