|山形県|自然災害伝承碑として何を残したいのか
こんにちは、結(Yui)です。ベルちゃんと一緒に自然災害伝承碑をマップにピン立てしていくプロジェクト、本日は山形編第2回です。
2022年9月18日 快晴
さて前回水害復旧竣工記念碑へ行きましたが、その次に立ち寄ったのがこちら「激甚災害復旧記念碑」です。こちらは「道の駅あつみ」の敷地内にあります。
この道の駅あつみは海岸線沿いにあり、国道を挟んだ向かい側には集落もあります。この碑の伝承内容は、水害復旧竣工記念碑と同じ内容だったので前回書いた「こんなところに住居が?」というのはおそらくこの海側の方の集落の事だったのかな、と推測されます。
前回の水害復旧竣工記念碑はわざわざ行かないと目にすることはなかったかと思いますが、こちらは道の駅の中なので比較的人目につきやすいと思います。
以前ベルちゃんと「自然災害伝承碑って案外地元の人も何の碑か知らない、という事が多いよね」と話をしたことがあります。最初は新しいですし、ある程度認知度もあると思うのですが、年月とともに忘れ去られていったり、開発などで地味な場所に移築されていくケースもあると思います。今回のように人が訪れやすいところに建てる(あるいは移築する)ことも伝承にとっては大切な要素だな、と感じました。人に伝えることができてこその伝承ですからね。
また前回の碑の名前は「復旧竣工記念碑」、今回は「復旧記念碑」。なるほど、自然災害伝承碑にも何を伝承したいか、何を記念にしたものか、という違いがあるのだなと考えさせられました。以前の北海道シリーズでは慰霊碑が多かったように思います。災害の規模を伝えたり慰霊することも大切だし、それを乗り越えて復旧・復興したことを記念することも大切だな、と改めて考えさせられました。こういった角度から見ると先人の方たちの想いも一緒に伝わってきてますます碑をめぐることが楽しくなってきますね。
おまけ
こちらの「道の駅あつみ」は海岸線にあってすぐ横は海。建物も海の上を浮かぶ船をモチーフになっています。そしてこちら道の駅にしては珍しくコインシャワーもあるんですよ。他には海鮮丼などの海の幸が食べられるレストランや、温海(あつみ)の物産品があります。自然災害伝承碑を堪能した後は美味しい海鮮を堪能しましょ~。
結でした。ではまた~。