土砂災害

長野県|宇原川56災害の碑

Yui

こんにちは。結(Yui)です。友人のベルちゃんと一緒に自然災害伝承碑をマップにピン建てしていくプロジェクトを一緒に行っています。

災害復旧記念碑

2023年3月25日 (曇り)

長野県のお蕎麦処須坂市にある災害復旧記念碑です。こちらは1981年の8月23日にやってきた台風15号の大雨により宇原川上流で山崩れが起こり、その土砂が土石流となって沿岸の流木や巨岩などを巻き込んで須坂市仁礼を襲いました。そのため家屋の損壊17棟、10名の方が亡くなりました。田畑の流出11ヘクタール(サッカーコート約15面分)、山林の流出30ヘクタール(サッカーコート約42面分)ですから被害の大きさがうかがえます。

現場の説明文を読むと、3年の月日を要してやっと田畑や農地、道路や川などは生まれ変わりましたが、亡くなった方の慰霊と共に今後このような災害が二度と起こらないように、との想いを込めてこの記念碑を建立したそうです。

また地元ではこの災害を「宇原川56災害」と名付け(56は昭和56年に起こった災害だからだと思われます)、須坂市では8月23日を「市民防災の日」にしたそうです。碑と一緒に写っている岩々は土石流として流れてきたものだそう。こんな大きな岩が土石流となってやってきたらと思うと怖いですね。

・須坂市 宇原川土石流災害(昭和56年8月23日): https://www.city.suzaka.nagano.jp/soshiki/1010/8/4/130.html
・いけいけすざかの須坂ニュース:https://www.suzaka.ne.jp/news/?subaction=showfull&id=1472248829&archive=1507877841&start_from=&ucat=4&

おまけ

今回の長野遠征は、松本城や小布施等を周ったのですが、その途中で寄った道の駅 長野市大岡特産センターにものすごい存在感のある藁で編んだお面のようなものが…近づいてみると道祖神様でした。こちらの道祖神さんは芦ノ尻道祖神というお名前のようです。本当は芦ノ尻区広場に正式な芦ノ尻道祖神様がいらっしゃるようですが、こちらの特産センターにもいらっしゃるとは…。あまりのインパクトにビックリしました。

長野市大岡特産センターにある芦ノ尻道祖神

こちらの道祖神様は、地域の無病息災と豊作を祈る神様のようですので、特産センターにあるのかもしれませんね。もしこちらの道の駅に寄られることがあれば必見です!
結でした。ではまた~☆

ABOUT ME
husegu
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一般社団法人 災害伝承普及協会
「みんなの心をつないで防ぐ」をコンセプトに活動しています。防災における災害伝承の大切さを発信しています。自然災害伝承碑の探訪を通し、石碑に残された先人の思いやりの心をいつも感じています。防災のことや心理学の事を発信しています。
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