大阪府|災害は忘れたころにやってくる
こんにちは。結(Yui)です。友人のベルちゃんと一緒に自然災害伝承碑をマップにピン建てしていくプロジェクトを一緒に行っています。
水防碑
Apr/1/2023年4月1日 (晴れ)
大阪の西区に西長堀公園という公園があります。この公園はその昔西長堀川と呼ばれる川だったそうですが、その川が埋め立てられて現在は公園になっています。その影響でか西長堀公園は長方形のこじんまりした公園なのですが、こちらに今回の碑、「水防碑」はあります。この碑は室戸台風、ジェーン台風、第二室戸台風などによる高潮などの被害に遭ったことを教訓として建てられています。碑にはシンプルに”災害は忘れたころにやってくる”という言葉も刻まれており、以前の災害から学び常に備えよというメッセージが伝わってきます。
ちなみに大阪市内では1934年の室戸台風で990名、1950年のジェーン台風では211名、1961年の第二室戸台風では6名と多くの人命と財産が失われました。ただ別の目で見てみると、亡くなった方の人数は時代が新しくなるほど人数が少なくなっています。これは理由の一つとしてテレビなどの普及が大きかったことなどがあげられるそうですが、私はそれぞれの時代の方たちが先人から学んだ事により被害を以前より少なくできたのではないかと思ったりします(だったらいいなという希望ですが)。こちらは希望的感想なので、機会があれば一度研究してみたいな、と思いました(地元の方など研究されている方がすでにいらっしゃるかもしれませんね)。
津波・高潮ステーション
突然ですが海の街大阪には津波・高潮ステーションという津波や高潮、南海トラフ地震の事を勉強できる施設があります。こちらの施設は起承転結になぞらえて、大阪の地形の危うさから過去の災害の恐ろしさとそこから学んだこと、現在の津波や高潮への対策、津波の脅威などを知ることができます。実際に私も行ってみて大阪の地面がもろい(地下から水を汲みすぎていて地盤沈下が起こりやすかったり、土砂などで埋め立てられている)ものだとは知りませんでした。また高潮や津波のメカニズムや、それらがどのようにやってくるのか等いろいろ勉強になりました。
大人から子供まで楽しんで高潮・津波について知ることができる素晴らしい施設だと思います。しかもこちらはなんと無料なんですよ!!こんなに充実している施設なのに無料とは恐るべし大阪…。本当に一見の価値ありなので皆様も一度足を運んでみてください。
結(Yui)でした。ではまた~☆
津波・高潮ステーションHP: http://tsunami-osaka.jp/