東京都|珍しい災害の碑

こんにちは。結(Yui)です。友人のベルちゃんと一緒に自然災害伝承碑をマップにピン建てしていくプロジェクトを一緒に行っています。
降雹記念塔(こうひょうきねんとう)
2023年4月9日 (晴れ)
本日は全国でも一風変わった自然災害伝承碑です。この伝承碑はなんと雹(ひょう)被害の碑なのです!あまり見かけない災害ですよね。でもよく考えたら確かに雹被害で家屋の屋根が壊れたり、車がへこんだりというニュースを見たことがあるので昔であっても雹災害はあり得ることです。特に硬いものなどは当たったら痛そうです。
さてこの碑は、新町御嶽神社(東京都青梅市)の中にあります。1927年に起こった雷雨の中、直径1.5~2cmの雹が約30分にわたり激しく降り続きました。また屋根から転がり落ちて軒下に積もった雹は、45~60cmにもなって桑、茶や小麦などの農作物をほぼ全滅にするほどでした。新町地区では被害届を出した戸は841件にもなったそうです。やはり当時としても雹の被害は珍しいものであったようで、被害報告などがされると早速評議一決してこの記念碑を建立し、この災害の状況を後世に残そうとされたようです。この碑は村の有志の方々の寄付や村農会の寄付などで建てられたそうですよ。先人の方々の想いが伝わりますね。

どのような経緯かは不明ですが、この碑も元々はこの神社にあったものではなく、平成になって移設されたようです。碑の台座には「新町」「霞村」と地名があり、一番上には丸いモニュメントがあります。私(Yui)は上の丸いのは雹のモニュメントだと思っていますが皆様はどう思いますか?
参考:青梅市文化財ニュース https://www.city.ome.tokyo.jp/uploaded/attachment/49040.pdf
おまけ
さて、前回は御岳山(みたけさん)をご紹介しましたが、同じ東京都の山つながりで今回は高尾山です。高尾山はあまりにも有名なので登ったことがある方も多いかもしれません。電車で登山口近くまで行けますし、最寄り駅には温泉もあったりと何かと便利な山です。そのため人気も高く、シーズンだと平日でも結構な人出でにぎわいます。山頂ではビールを飲むことができるので、そういう時はケーブルカーで帰ってくることも可能です。また登山ルートも充実しているので、行きと帰りで別のルートをたどって帰ってみるのも楽しいと思いますよ。お天気の良い日は富士山も見えるので一度は登ってみてくださいね。

結(Yui)でした。ではまた~☆