福島県|番外編の碑
鎮魂之碑
2023年7月8日 (曇り)
本日は、ちょっと自然災害”伝承碑”という観点からは違うのかもしれないのですが、こういう碑もあるよな~と感じたので取り上げたいと思います。本日の碑は、川原田という場所の小高川沿いにある桜ふれあい広場にあります。実はこちらの碑、国土地理院さんの自然災害伝承碑地図に記載がない碑なのです(2025年11月末現在)。

さてこの碑は、有志の方々が建てられたようで、碑の裏側には「有志一同」という文言が入っています。だからだと思うのですが、表側はシンプルに「東日本大震災 鎮魂之碑」と日付・地区名のみ記載されています。ですので残念ながら詳細がわかりませんでした(碑に直接記載がなくても説明文のようなものが別にある場合もありますが、こちらの碑にはなかったように思います)。ひょっとすると、そのため自然災害伝承碑としては正式に登録されていないのかもしれませんね。ただこの「有志一同」の方々が、東日本大震災でこの地区で亡くなられた方々に対して鎮魂の想いがあり、こちらに碑を建てられたのだと思います。”自然災害伝承”の目線からは少し違うかもしれませんが、この碑にも想いは詰まっています。
ちなみにですが、このようにごく個人的なものとして建てられたものでも自然災害伝承碑となっているものもあります(北海道の大正大爆発丸谷温泉遭難者慰霊碑などは、ご遺族の方々が建立されています)。こちらの碑には詳細が書き記されているので詳細がわかりました。ちなみにですが、恥ずかしながら私はこの碑を見て十勝岳大噴火の事を知り、いろいろ調べるきっかけになりました。このように自然災害伝承碑を巡っていると自分が知らなかったことに出会えたり、次の行動につながったりします。これも災害伝承碑を巡る魅力の一つではないでしょうか。
おまけ – 心の駅
こちらの碑がある桜ふれあい広場は、”おだか千本桜プロジェクト”というプロジェクトで桜を植樹した広場です。お邪魔した時は桜の時期ではなかったので桜は見れませんでしたが、もし桜の時期だったらきっと綺麗だったことでしょう。まだ小さい木もあったのでひょっとするとここ数年で植樹された木もあったかのかもしれません。そして、こちらの広場には「心の駅」という東屋のような休憩所があります。

この「心の駅」は、NPO法人おぢや元気プロジェクトさんと住民の方々が、鹿島区の仮設住宅内に設置したものを、仮設住宅の閉所に伴い、震災アーカイブとしてこの広場へ移設したものです。文字が薄くなってしまって見づらくなってしまっていますが、励ましの言葉が今も残されていました。なんだか結(Yui)までも元気をもらったような気がしてほっこりしました。
結(Yui)でした。ではまた~。



