地震

自然災害伝承碑|高知県|自然岩に刻まれた想いとは

Yui

こんにちは。結(Yui)です。友人のベルちゃんと一緒に自然災害伝承碑をマップにピン建てしていくプロジェクトを一緒に行っています。

懲毖 (ちょうひ)

2026年1月23日 (晴れ)

本日は高知県です。高知市のお隣、香南市の飛鳥神社の中にある安政南海地震の碑です。その名も「懲毖」(ちょうひ)です。またまた難しい碑の名前…。なんとなく読み方はわかりましたが意味はさっぱり。「懲」という漢字は懲りるという意味で、「毖」はAIに聞いてみたところ慎む、慎重である、という意味のようです。ですのでつなぐと「以前の失敗に懲りたので今後は慎重になる(気を付ける)」といった感じでしょうか。碑の名前がすでに教訓ですね。

さてこちらの碑は、1854年の安政南海地震の碑です。碑の名前は大きくてはっきり刻まれているので読みやすいのですが、碑文が加工されていない岩に直接彫られているため、デコボコしてかなり読みにくくなっています。文字は比較的大きくて、一文字一文字も達筆で綺麗なのですが…。やはり時代によっては岩を削る技術なども違うでしょうから、古い石碑だと直接岩肌に書くこともあったのかと思います。ちなみにこちらの碑は建立年が1858年ですので今から大体168年前…。168年前の文字だと思うと感慨深いものがあります。またこの自然岩に直接彫られているのが逆にかなりの迫力を出しています。

でこぼこした岩肌に直接文字が書いてあります:筆者撮影

さてこちらの碑、当然碑文が結(Yui)では読めませんでしたので、説明版と国土地理院さんの自然災害伝承碑の地図を確認すると、1854年12月23日に地震があり、手結(てい)の湊では潮が20mも引いて干しあがりました。その後も小さな地震が何回かあったようですが驚く人はあまりいませんでした。翌日午後4時頃大地震が起こり、津波が押し寄せて夜須(やす)の町では家屋など半数以上が流失したそうです。人々は山へ避難し、何日もそこで避難生活を余儀なくされました。私たちは148年前の宝永地震を昔話のように思って油断していましたが、また同じくらい後に地震があるかもしれない。いつ起こるか予測できないので後世の人は油断せず用心すべし、といったことが碑文には残されているようです。

結(Yui)も気がつくと日常の中で油断してしまっているので、こういう碑を見るとキュッと気が引き締まります。先人の方々警笛ありがとうございます。

おまけ – くろしお鉄道 ごめん・なはり線

さてこの自然災害伝承碑がある飛鳥神社には、高知市からくろしお鉄道ごめん・なはり線を利用して行ってきました。このくろしお鉄道ごめん・なはり線にはアンパンマンでおなじみのやなせたかしさん作のオリジナルキャラたちが一駅づつにいます。結(Yui)が利用したあかおか駅には「えきんさん」というキャラクターがいました。なぜ「えきんさん」なのかというとこの赤岡には絵師・金蔵という方のゆかりの地で博物館があります。また別の機会があれば紹介しますが、この博物館はとても面白い展示方法なのでおすすめですよ~。話がそれてしまいましたが、というわけであかおか駅には「えきんさん」がいるのです。 

あかおか駅のえきんさん:筆者撮影

ちなみにこのあかおか駅にはすべてのキャラが展示されていて、各駅の特色あるキャラクターが一目でわかります。

くろしお鉄道ごめん・なはり線の電車の中:筆者撮影

やなせたかしさんのキャラは、やさしい顔をしていて大人でも癒されるなあ、と思いながら高知へ帰ってきました。ちなみにこのくろしお鉄道ごめん・なはり線の電車の中にもキャラたちがいて可愛かったです。

結(Yui)でした。ではまた~☆

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一般社団法人 災害伝承普及協会
「みんなの心をつないで防ぐ」をコンセプトに活動しています。防災における災害伝承の大切さを発信しています。自然災害伝承碑の探訪を通し、石碑に残された先人の思いやりの心をいつも感じています。防災のことや心理学の事を発信しています。
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