|北海道|繰り返しあった大洪水の被害を防ぐために立ち上がった住民達の碑
こんにちは、結(Yui)です。ベルちゃんと一緒に立ち上げた自然災害伝承碑をピン立てしていくプロジェクトを一緒に行っています。
2022年9月4日 快晴
さて北海道編もはや第5弾となりました。今日は上富良野から少し移動して旭川市です。
旭川市西神楽支所の端っこにひっそりと建っている美瑛川治水竣功記念です。本当にひっそり立っているので探すのに苦労しました💦
碑にびっしりと書いてある事を簡単にざっくり説明すると、神楽町を流れる美瑛川が何度か大きな反乱に見舞われて、特に11947年の豪雨はかなりの被害が出ました。そのためここでしっかり治水工事を行おうという事になりました。住民みんなで力を合わせ嘆願書を集めて国に再三お願いし、やっと工事が行われることになりました。
しかし土地の補償問題などが解決しなかったため1年間工事は中断されます。この間も猛烈な努力により、やっと問題を解決して目的を完遂することができました。それはもう感無量の想いであり、立ち退き9戸を含む用地関係者40あまりの戸や地域住民の方々の理解と協力のもと完遂することができました、という事です。
この1947年の大豪雨は8月15日~16日にかけて雨量は100mmを記録したようです。それに伴い被害は死傷者11名、破堤個所100個所、家屋流失半壊155、家屋浸水3,847戸、氾濫面積11,774haとなったそうです(国土交通省旭川建設開発部HPより)。破堤箇所が100個所って…。すごすぎますね。
実はこの旭川および石狩川上流辺りでは大正時代から昭和50年代にかけて実に11回もの豪雨に見舞われており、そのたびに穀倉地帯が被害にあったようです。
旭川は周りを山に囲まれているので石狩川上流で水があふれたら町の方に流れてしまうのでしょう。
北海道の自然災害伝承碑の碑文を読んだり、その時の災害を調べてみるといつも昔そこに住んでいらっしゃった地域の住民の方々の熱い想いを感じます。きっと他の地域もそうそうだと思うのですが、今回は自然災害伝承碑を訪ねる楽しみを教えてくれた旅になりました。これからもっと伝承碑を訪ねていこう!と新たな気持ちになりましたしね。ってこの度まだ終わってないから(笑)まだ第5弾です。
引き続き北海道編お伝えしていきます。
おまけ:
旭川と言えば「旭川市旭山動物園」でしょう。私はあまり動物園にはいかないのですが、ここの動物園は大好きで再訪です。カバの水槽やペンギンなど一日に見ていても飽きない…。
動物癒される~♪動物にメロメロな結でした。ではまた~☆