|徳島県|吉野川流域を巡る〜遠征記①〜
アーユーボーワン!ベルです。
先週末、徳島県吉野川流域と兵庫県神戸市へ災害伝承・自然災害伝承碑を巡る遠征に行ってきました。今回はその遠征記①です!
徳島県を目指したきっかけ
今回の遠征は昨年の「ぼうさいこくたい2023」への出展がきっかけでした。出展準備をしつつ、ぼうさいこくたい2023WEBサイトで出展ブース&発表&イベント一覧を穴が開くほど見ていて「四国防災八十八話マップ」のことを知りました。四国防災八十八話のWEBサイトを拝見し、これはもう絶対に出展ブースを訪問せねば!と意気込んでブースをおたずねしました。
おたずねした際に、徳島大学環境防災研究センターの副センター長 徳島大学 上月康則先生より四国防災八十八話マップについて、直接ご教授をいただく幸運に恵まれました。
お話をうかがい、四国防災八十八話マップの実物を拝見し、すばらしさに感動、絶対に現地を探訪したいと徳島遠征を心に決めたのでした。
□ぼうさいこくたい2023
□四国防災八十八話倶楽部
□徳島大学環境防災研究センター
徳島県へ初上陸!
絶対に現地を探訪したいと心に決めてから4ヶ月。念願の徳島県!徳島県初上陸のメンバーも。空路メンバーと陸路メンバーとそれぞれ別々に徳島県入りしました。
空路も、陸路も、便利でかんたん、徳島県
メンバーでの待ち合わせ場所を宿泊先がある徳島駅前にしたのですが、徳島駅は徳島阿波おどり空港からはリムジンバスで約30分と近く、神戸三宮〜徳島駅は高速バスで約2時間でした。
神戸三宮のバスセンターはJR三宮駅からすぐのところにあり、周辺に飲食店やカフェなどもあるのでバスを待つ時間も快適に過ごせました。徳島駅のバスセンターも高速バス乗り場の目の前でわかりやすく、チケットの購入から乗車までスムーズでとても便利でした。
宿泊先のホテルは徳島駅から近く、朝ごはんのサンドイッチが野菜たっぷりで、とっても美味しかったです!
□徳島阿波おどり空港(リムジンバス情報)
□神戸三宮バスターミナルへの行き方(神姫バスWEBサイト)
□ホテルフォーシーズン徳島
吉野川を上流から下流まで
今回の巡りでは、有り難く、徳島大学 環境防災研究センターの上月先生・松重先生に吉野川の上流から下流までの流域にある、四国防災八十八話にある言い伝えや災害教訓、自然災害伝承碑だけでなく、吉野川流域の歴史施設など、さまざまな場所をご案内いただきました。
これまで、全国津々浦々に自然災害伝承碑を巡ってきましたが、1つの河川に沿って巡る経験はしたことがありませんでした。上流から下流までを一日で巡って一番強く実感したことは吉野川の様相、表情の変化でした。
日本三大暴れ川「四国三郎」吉野川、どう想像する?
日本三大暴れ川で「四国三郎」と称される吉野川。私たちが見た平時の吉野川の表情からは想像もつかない暴れ川になった様子は写真や映像でみることができます。しかし、現地では写真や映像だけでは得られない実感を伴った想像が川幅の大きさや深さ、さまざまな防水、防災の設備、残されている災害伝承によって得ることができました。
その経験によって私たちは大きな気づきを得ることができました。それは、河川のことを知るには上流から下流までを「ひとつの川」として知ることがとても重要だということです。
写真の水位メーターの大きさに驚きました。ここでの観測データは国土交通省四国地方整備局 徳島河川国道事務所ホームページで見ることができます。
上流から下流までをひとつの川として知ることは当たり前だと思われる方も多くいらっしゃると思います。しかし、私たちは、これまで多くの河川沿いや流域にある自然災害伝承碑を訪問した際に、その自然災害伝承碑にのみ視点をあて、周辺を歩いてまわったり、調べたりしていましたが、その上流や下流まで含めた河川全体の視野から自然災害伝承碑に視点をあてて見ることはできていなかったのです。
この気づきは大きな反省とともに、私たちに新しい視点とアイデアにつながる貴重な経験となりました。上月先生・松重先生に深く感謝いたします。
次回予告:徳島県三好市「妖怪伝承の妖怪郷」へ
今回は徳島遠征の経緯と気づきを紹介しました!次回からは実際に上流から下流へと移動しながら巡った災害伝承スポットや伝承内容などを紹介していきます。次回は、徳島県三好市の妖怪伝承です!妖怪は災害伝承や防災に関係があるのか⁉︎
どうぞお楽しみに⭐️(毎週木曜日にブログは更新しています)
ベルでした!