|北海道|「横死」って何?
こんにちは、結(Yui)です。ベルちゃんと一緒に自然災害伝承碑をマップ上にピン立てしているこのプロジェクト、今回からぐっと北上し北海道偏となります。なんと今回富良野と旭川で計10か所もお邪魔したので順に紹介していきますね。
9月3日 快晴
さて北海道第1回目は聞信寺境内にあります「十勝岳爆発横死者血縁塔」です。こちらは1926年(大正時代)に起こった十勝岳の大噴火の際の災害塔なのですが、この十勝岳の大噴火の災害碑と塔だけで上富良野町になんと9基もあります。いかにこの大噴火がすごかったか、地元の方たちの復興への思いとこれを後世に伝えていこうとする気持ちが強かったかがうかがえますね。
さて今回の碑は横死者の方々への血縁塔なのですが、皆さんは「横死(おうし)」という言葉の意味をご存じでしょうか。いつもながら無知な私は意味が分からなかったので調べてみました。意味は「殺害されたり、不慮の災難にあったりして死ぬこと。天命を全うしないで死ぬこと。不慮の死。非業の死。」(コトバンクより)だそうです。なぜ「横」なのか、という点も気になったので調べてみましたが「横(おう)」という漢字の意味には「普通でない」(デジタル大辞泉より)という意味があるそうです。一般的な「水平の方向」だったり「かたわら」という「横」以外の意味もあったことに驚きです!
さて話を血縁塔に戻しますと、この血縁塔は1926年の十勝岳爆発により犠牲となった無縁仏12名の方々のために建立されました。無縁仏のためお名前や年齢がわからないので当時のご住職が推定年齢と法名を授けて碑の裏に刻まみました(国土地理院HPより)。
私は、お恥ずかしながらこの十勝岳大爆発を知らなかったのですが、この噴火はかなり大きく、被害も相当なものであったようです。こちらに関しては後々書いていきたいと思っています。
また私が今まで住んできた場所は大きな活火山の山が近くにたまたまありませんでしたので、火山災害は頭にそれほどなかったのですが、今回真近に見たことで日本は活火山の多い国だったことを実感させられました。活火山もいつ爆発するのかわからないし、山の近くにいなくても、火山灰や岩石など(これらを「テフラ」と呼ぶそうです)が噴出して被災することがありえます。また、マグマなどは思ったより早いスピードで流れてくるようなので注意が必要だな、と実感しました。
おまけ:
今回は私の大好きな「北海道産の」トウモロコシを「北海道で」食べる!という目的もありました。本島でも食べられるのですが、やはり鮮度が命のトウモロコシは北海道で食べるのが一番!おいしかったです~。
結でした。ではまた~☆