|北海道|西国三十三所が!観世音菩薩が見守ってくださる碑
こんにちは。結(Yui)です。友人のベルちゃんと一緒に自然災害伝承碑をマップにピン建てしていくプロジェクトを一緒に行っています。
2022年9月3日 快晴
本日も十勝岳大噴火の際の火山災害伝承碑です。
本日ご紹介するのは、新西国三十三所観世音菩薩です。こちらは大雄寺というお寺の中にあります。この「新西国三十三所観世音菩薩」は家族や被災者の冥福を祈り、近畿地方の西国三十三所の本尊として建立したものです。
大雄寺には十勝岳の大噴火により泥流がやって庫裡の床下まで泥流が溜まりました。幸い泥流は床下までだったため、災害救助の際には救助者は大雄寺で宿泊し、復旧活動が行われました。
この「新西国三十三所 観世音菩薩」は名前の通り三十三身の観世音菩薩がありますが、この三十三身はそれぞれ施主が別々にあり、その施主名が台座に刻まれています(上富良野の郷土をさぐる会HPより)。
上富良野の新西国三十三か所は一か所に集まっていますが、オリジナルの方はバラバラに散っております(詳しくは「おまけ」をご覧ください)。今回は時間の都合上1体1体ゆっくり見て回れませんでした、残念!次回お邪魔した際にはゆっくり1体ずつ見て回りたいと思います。
おまけ:
皆さんは「西国 三十三か所」とは何かご存じでしょうか?お遍路さんは有名ですが、西国 三十三か所はあまり”回ったことがある!”という事を聞いたことがない(私の周りだけ??)ので少し調べてみました。
西国 三十三か所とは兵庫県、大阪府、和歌山県、京都府、奈良県、滋賀県、岐阜県にまたがる33のお寺&番外の3寺を加えて計36札所の事を言うそうです。距離で結ぶと約1,000Km!!こんなの昔の人は歩いていただなんてありえない!と思いました…。ちなみに昔の人は早い人で1か月半で回ったそうな…。
三十三か所のご本尊はすべて観音様で、一番多い観音様は千手観音様だそうです。また秘仏となっている札所が多いそうなので、ご開扉時期をあらかじめ調べてから行く方が良いかもしれませんね(御前立なら見れるかも)。なんだか三十三か所にも興味が出てきて回りたくなってきてしまいました(笑)。
結でした。ではまた~☆