兵庫県|デジタルアーカイブで見る発災当時

こんにちは。結(Yui)です。友人のベルちゃんと一緒に自然災害伝承碑をマップにピン建てしていくプロジェクトを一緒に行っています。
阪神淡路大震災慰霊碑
2023年6月10日 (晴れ)
自然災害伝承碑は結構公園内や神社仏閣内があることが多いように思います。今日はそんな自然災害伝承碑の一つで、住吉宮町公園内にある阪神淡路大震災慰霊碑です。この公園には「ゆうあいの像」というパンダが笹とおぼしきものをはんでいる像があります。なぜかおっさんぽく見えるような…座り方がおっさんぽいからかな?このゆるさっぽさ好きです。

ただ、今日はそんなパンダさんではなく、その近くにある自然災害伝承碑のご紹介で、こちらも阪神淡路大震災の伝承碑です。碑がある東灘区もこの大地震で1,470名の方が亡くなったそうです。碑自体はとてもシンプルで表には碑の名前、裏には「被害に遭われた方々の慰霊と次代の人々の警鐘となす為 此処に慰霊碑を設ける 」と記されています。


こちらの碑には詳しくは記載がありませんが、神戸市のHPを確認すると、記録写真がありました(神戸市は被災の写真をオープンデータとして公開してくれています)。この上空写真は「住吉宮町住吉公園」となっていましたので自然災害伝承碑がある公園(住吉公園)とは別の公園ですが、近くにある公園です。左側が現在のGoogle mapで、右側が発災して10日程たった様子です。周辺の住宅の屋根が青いのはブルーシートかと思われます。公園内に小さく四角いものが並んでいますが、見たところ自衛隊の車のようです。被害が広域にわたっていることが見えますね。

現在はネットの普及により、このようなデジタルアーカイブも沢山あります。昔は石板だったり紙や筆、口頭だったことを考えると、情報保存の方法や活用方法なども変わってきていますね。またカラーで保存できることにより、当時の様子が良くわかります。私(Yui)は災害などについて調べ物をする機会が多いのですが、事柄が古い場合「当時の様子」といったモノクロ写真などを目にします。もちろん写真があることがすでに助かっていて”ああ、すごい洪水だったんだな”とか”これは大変そうだ”など当時の状況がわかるのですが、やっぱりカラーで見ると情報がもっと入ってくるので、より具体的に思い描くことができると思います。また古い情報をデジタルにすることにより、劣化などから守ることができたりして有意義だと思います。このような技術を用いて今を生きている我々から後世の人々へ残していきたいですね。
参考URL:
神戸市HP>>阪神・淡路大震災「1・17の記憶」https://kobe117shinsai.jp/
おまけ – 神戸税関 その1
本日のおまけは神戸税関です。税関と言えば空港の税関はなじみがあるのですが、港の税関ってどういうことしているのかな~と興味があったので以前から行ってみたい場所でした。
ちなみに日本には現在9か所の税関があります。神戸税関はそのうちの一つ。神戸税関はざっくり言うと兵庫県、岡山県、広島県、島根県、鳥取県および四国ぐらいまでをカバーしていて、日々、日本を密輸から守ってくれています。もちろんこの神戸税関建物1つですべての県をカバーしているわけではなく、税関支署や出張所などがそれぞれの県や港にあったりします。

話を神戸税務署に戻しますが、神戸税関の建物は船をイメージして建設されていますので曲線がとても美しくなっています。また室内もエントランスホールが吹き抜けになっていたり、素敵なレリーフがあったりと内装も上品で落ち着きがあります。なんだか外とは別の時間が流れているような、ゆったりした気分になりました。この建物だけでも一見の価値ありなのですが、次回は中の展示について一つご紹介したいものがあります。お楽しみに。
結(Yui)でした。ではまた~☆
参考URL:
神戸税関: https://www.customs.go.jp/kobe/