災害伝承

新しい支援の方法を考えています!

Bell

アーユーボーワン!こんにちは、ベルです。

今日、8月1日で能登半島地震の発生から7か月です。避難生活が続いていらっしゃる皆様が1日も早く落ち着いた暮らしになることを心からお祈りいたします。暑い夏、どうか心身の安全と安心を最優先に大事になさってください。

支援について考え続けていました

能登半島地震の発生以降、ずっと被災地支援について考えています。いろんな目的と方法があり、どれもすべて大切なことです。その中で自分はどの支援方法なら出来るかを考えて行ってきました。

しかし、どうしても何か他にも方法はないだろうか、という違和感のような、つっかえるものがありました。それが何なのか、自分らしい、私たちだからこそできる支援の方法はないものか、ずいぶん考えていました。

  • ボランティアとして復旧・復興支援する
  • 物資の寄付をする
  • お金の寄付をする
  • ボランティア団体にお金や物資を寄付をする
  • 被災地の商品を購入する
  • 復興支援制度を利用する
  • 被災地にふるさと納税をする

思いつくまま並べてみました。もっともっと色々あると思います。

こうして並べてみても、なにか足りない、、、とずっと思っていたんです。それが何かわからない時間が長く続いていたのですが、7月に入ってようやく気づくことができました。

2つの気づき

これまでにボランティア団体へのお金の寄付や、被災地の商品購入、ふるさと納税など、自分にできることはしてきました。ですが、何かたりない・・と感じてきたことは2つあることに気づきました。

1つは、復興支援の商品や旅行を活用し経済を回すことが、どこまで支援につながるのかという懸念です。実際、金沢市に行けばとても賑わって、とても素晴らしいのですが、関連しない方々にもその支援は届くのか。それはいつになるのか。残念ながらベルはそれを知らずに復興支援になると信じて活用している状況です。

2つは、自分は何を得たのか、ということです。購入や活用で商品や機会を手にするということではなく、この機会と経験を自分自身に役立てることはできたのか、主体的に何か学ぼうとしたのか、というようなことです。ベル自身は何かを学ぼうとしていたとは言い難いです。

この気づきによって1つの思いつきが生まれました。

復興支援が被災地にとってはもちろんのこと、支援する私たちにとっても、これからの自然災害に対しての対策といいますか、自然災害に対して自分や地域のためになる方法があればいいのに、という思いつきです。

防災の第一歩は自然を恐れ敬うこと

私たちが暮らす日本は豊かな自然により多くの恩恵を受けた生活ができます、しかし、それは自然と共生することであり、必然的に自然災害と共生することにもなります。

今よりはずっとずっと科学はなく、スマホやハザードマップもない時代を生きた先人たちは、五感や自然を観察する力、信仰心、地域文化、言い伝え、人と人のつながりで、自然災害の厳しさに向き合い、知恵と工夫で生きてきました。

科学が進んだ現代においては、それらの言い伝えに科学的な根拠はないものも多いと思います。当の先人も言い伝えであって何ら根拠はないと理解してのことかもしれません。しかし、災害伝承に関心を持ち、さまざまな災害伝承に触れてきて一つ言えることは、先人たちは自然を心から恐れ敬っていた(畏敬)ということです。

全国に残る防災に関する言い伝えに「おまじない」もたくさんあることからも、自然を畏敬していたことがよくわかりますそして、ベル自身はどうだろうか、と考えるとき、科学に傾き、スマホ・ネット頼みの自分がいます。

熊本地震の被災で、ほんの数十秒で暮らしを一変させる自然の恐ろしさと、電気に依存した暮らしの脆さを、これでもか!というほどに経験したというのにです。はずかしいことです。

災害伝承をもっと身近に

今年の1月の四国・徳島遠征で「高地蔵」さまを目にしたとき、暮らしの中に災害伝承がある、身近に毎日のように目に触れることの大切さを実感し、自然災害伝承碑や言い伝えなどの災害伝承も、もっと身近なものにできたらいいなと思いました。

新しい支援の方法を考えたこと、気づき、高地蔵様、災害伝承を暮らしの中に、身近に・・いろんな点が繋がって線になってきました!災害伝承をもっと身近にするべく、想像を創造する取り組みを進めています!

みんなのこころをつないでふせぐ

私たちの活動コンセプトは「みんなのこころをつないでふせぐ」です。「みんなのこころ」には、数百年や千年前に生きていた先人のこころも、もちろん含んでいます!

全国にさまざまある災害伝承を、人に伝えやすい方法を工夫して、多くの人が子どもたちや地域の方々に伝える活動のお役に立つようにしたいと思っています。

あともう少し、秋口にはお披露目できればと思います!がんばりますっ!🤗

8月に入ったばかりで蝉の声でいっぱい!というのに、赤トンボはまだか〜〜〜〜〜と、秋の様子が待ち遠しいベルでした!

みなさま、災害級の暑さです!熱中症にお気をつけて、ご安全に⛑️
ベルでした!

ABOUT ME
ベル
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災害伝承ラボのX係
災害時に役立つバンダナと帽子がわりのパトライトがお気に入り。 災害伝承のこと、自然災害伝承碑を巡る旅と防災の情報をXで発信係です。
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