火山

|北海道|文学碑だけど自然災害伝承碑なんです

Yui

こんにちは。結(Yui)です。友人のベルちゃんと一緒に自然災害伝承碑をマップにピン建てしていくプロジェクトを一緒に行っています。北海道にはまだまだ訪問できていない自然災害伝承碑があるのですが、とりあえず今回で北海道編は最終回です。残りはまた次回時間を見つけてお邪魔したいと思っています。

小説家・三浦綾子

2022年9月4日 快晴

皆さんは三浦綾子さんという作家をご存じでしょうか。北海道旭川市出身で「氷点」などを発表されている小説家で、「氷点」のほかにも作品集が出るぐらいたくさんの作品を世に送り出されています。私はお恥ずかしながら上富良野に来るまで全く知りませんでした💦今回の自然災害伝承碑を訪ねるにあたり「名前から察するところ作家で「泥流地帯」という作品を書いたのだろう」という事ぐらいの知識(誰でも推測できるレベル)しかありませんでした。しかしこの伝承碑の事を調べていた際に、彼女のこの作品への想いを読んだ時「ゴメンナサイ、こんなにもこの作品に関して熱い想いがあったのですね」と反省しました。この「熱い想い」についての詳細はここでは書きませんがご興味ある方は上富良野郷土をさぐる会HPをご覧ください。作品も碑を訪れた後で読んでみたのですが、涙腺崩壊しまくりでうっかり外で読んだら危ないところでした。皆さんもお時間があればぜひ読んでみてください。

「泥流地帯」三浦綾子文学碑

「泥流地帯」三浦綾子文学碑はかみふらの開拓記念館の敷地内に建っています。私が行った時間は、すでに閉館しており中はお邪魔できませんでした(残念…)。建物は当時の村長さんのご邸宅を移築したものだそうです。次回の機会には是非立ち寄りたい場所です。

さてこの自然災害伝承碑は、名前の通り「泥流地帯」という作品の文学碑です。泥流地帯自体がこの十勝岳の大噴火を題材にしていて、実在の人物もモデルとなり登場しており、とても臨場感あふれる形で読むことができます。またこの作品の素晴らしいところは復興への想いも一緒に描かれていることだと思います。「伝承」は災害の事柄を伝えるとても重要な役割を担っていると思いますが同時に復興への想い、災害後の道のりなども未来へ伝えることができると思っています。そういう意味ではこの作品自体がフィクションがあるとは言え、伝承なのかもな、と思いました。

「泥流地帯」三浦綾子文学碑

おまけ

まだまだお腹に余裕はあるけど、お財布に余裕が無いので(笑)美味しかった北海道の旅も今回が最後です。まだまだ食べたりないよ!また来るよ北海道!!最終回は上富良野ではなく飛んで小樽から(今回小樽にも行ったのですが、小樽には自然災害伝承碑が無いので登場しませんでした)。小樽と言えば海鮮。見よ、このイクラとホタテのツヤツヤ感を。海鮮丼美味しかったです~。

ABOUT ME
husegu
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一般社団法人 災害伝承普及協会
「みんなの心をつないで防ぐ」をコンセプトに活動しています。防災における災害伝承の大切さを発信しています。自然災害伝承碑の探訪を通し、石碑に残された先人の思いやりの心をいつも感じています。防災のことや心理学の事を発信しています。
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