|福井県|不死鳥のごとく復活
こんにちは。結(Yui)です。友人のベルちゃんと一緒に自然災害伝承碑をマップにピン建てしていくプロジェクトを一緒に行っています。
今回は福井県。Bellちゃんも福井県の自然災害伝承碑を書いていますのでこちらもチェック。
震災記念碑
2022年11月5日(土) 快晴
本日ご紹介するのは、福井地震の記念碑、「震災記念碑」についての碑です。場所は福井城跡横にある中央公園内にあります。ちなみに碑の横には熊谷太三郎さんという方の銅像があります。この方を知らなかったので調べてみたところ、地元の名士さんのようです。
さて福井地震ですが、この地震は1948年(昭和23)起こりました。また地震の大きさは震度6を記録しており(当時は震度7が無いので災害時では最大)、第二次世界大戦後としては東日本大震災、阪神淡路大震災についで日本で3番目に被害の大きい地震です(記事を書いている時点)。
この地震で福井市では930人もの人が亡くなり、全壊率も80%を越えたようです。この時期、福井市は3年前にあった福井空襲からの復興途中であり、この地震は復興にも大きな影響を与えたことでしょう。さらにこの地震の後、豪雨水害もあり街は壊滅状態となりましたが市民の方がたのたゆまぬ努力により不死鳥のごとく復活しました。ちなみにこのような経験から福井市は市民憲章の中でも不死鳥を「福井市のシンボル」として宣言しています。素晴らしいですね。
碑には「市民は常に被災禍を想起して 心を戒め 身を慎むと共に 当時寄せられた内外の温かい同胞愛と人類愛を胸に刻み 感謝報恩の念に燃えつつ 日常の業務にいそしまねばならない」といいう言葉が刻まれており、福井市民ではない私自身もキュッと身が引き締まる思いでした。
震度7を創設するきっかけとなった
この福井地震は都市直下型地震で被害が集中し、そのため大きな影響がでました。地震の揺れはかなり激しかったようで住家の全壊率100%の集落が多数あったそうです。全壊率100%ってすごいですね…。そしてこの地震をきっかけに気象庁では震度7(激震)を創設しました。現在は震度7が最大ですが、ひょっとしたらこれからもっと大きな地震が来れば震度8や9が創設されるかもしれませんね。
おまけ
さて福井のB級グルメと言えばソースカツ丼!結のお友達からのおすすめで地元では有名なヨーロッパ軒さんのソースカツ丼を食べてきました。長野のソースカツ丼は確かキャベツが敷いてあったと記憶しておりますが、福井の物はカツのみなのですな。ヨーロッパ軒さんのは細かいパン粉で口当たりが良かったです。見た目は茶色のみで地味ですが、カツとソースの絡みが抜群で美味しかったです。もっと時間があればいろいろ食べ比べをしてみたい結でした。ではまた~☆
- 参考リンク:
- 内閣府防災情報のページ
- 福井市の市民憲章
- ヨーロッパ軒