愛知県|台風の恐ろしさを考える
こんにちは。結(Yui)です。友人のベルちゃんと一緒に自然災害伝承碑をマップにピン建てしていくプロジェクトを一緒に行っています。
伊勢湾台風30年記念碑
2023年3月24日(曇り)
愛知県、名古屋市の光の広場内にある伊勢湾台風30年記念碑です。形状を見ると台風の碑っぽいですよね。伊勢湾台風はとても有名な台風なので皆さん名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。「伊勢湾台風物語」というアニメにもなったぐらいです。
1959年に紀伊半島へ上陸した伊勢湾台風はその後も勢力をふるい、岐阜を通って富山から日本海側を進み、東北地方北部を通って太平洋を抜けていきました。こう聞いても広範囲に被害が出たことがわかりますが、なんと被害の出た都道府県は32都道府県にも及ぶようです。
ただし、最も被害が大きかったのは三重県と愛知県で、全体の被害の83%だったそうです(内閣府の防災情報HPより)。名古屋市(当時の守山市、有松町、大高町含む)ではとても大きな高潮の影響などで、1881名の方が亡くなりました。
また伊勢湾の一番奥側には名古屋港があり、そこには貯木場(ちょぼくじょう)があり、この台風と高潮の影響で非常に多くの木材が住宅の方へ流れ出ました。この木材は長さが5m、重さも数トンになるようなもので、多くの住宅を破壊し被害を増大しました(NHKの災害列島サイトより)。
当時はまだまだ木造住宅が多かったでしょうから、その住宅を大きな丸太で殴られるような感じだったのでしょうね。やはり石や木材などが水圧で流されてくるのは恐ろしい…。
この伊勢湾台風の記憶を後世に残すため、発災から30年が経った際に寄贈されたのがこの記念碑です。記念碑は、台風をイメージしたと思われる形になっていてとても分かりやすいと思いました。黒い石を使用されているところも台風の恐ろしさが伝わってきます。
・内閣府の防災情報ページ:https://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/kyoukunnokeishou/rep/1959_isewan_typhoon/index.html
・NHKの災害列島サイト:https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/natural-disaster/natural-disaster_29.html
おまけ
名古屋には名古屋鉄道(名鉄)という私鉄がありますが、近畿日本鉄道(近鉄)も乗り入れています。その近鉄がポケットモンスターのミジュマルとコラボしたミジュマルトレインを走らせていました。
どうやらこのミジュマル、”みえ応援ポケモン”とのこと。こちらの電車は近鉄伊勢中川駅~賢島駅間で走っていましたが2024年7月18日で運行を終了しています。普段は電車の写真など取らないのですがこちらはかわいかったのでパチリ。また様々な地域でカワイイ電車を見かけたら写真を撮ってこちらでもご紹介しますね~。
結でした。ではまた~☆