地震

和歌山県|歴史を見れば…地震は繰り返される

Yui

こんにちは。結(Yui)です。友人のベルちゃんと一緒に自然災害伝承碑をマップにピン建てしていくプロジェクトを一緒に行っています。

大津浪記念之碑

2023年5月6日 (晴れ時々曇り)

本日は、和歌山県那智勝浦町にある天満神社の「大津浪記念之碑」です。和歌山県は、紀伊半島に位置しています。結(Yui)の紀伊半島のイメージは、地震とそれに伴う津波が多い地域です。南海トラフ地震が起これば、大きな被害になる可能性が高いという予測も出ていますよね。そのため自治体の防災意識も高く、防災教育関係の施設も多く存在します。ベルちゃんもブログで「稲村の火の館」などに触れています。また自然災害伝承碑にも、案内板が設置されている場合が多く、自治体さんの意気込みを感じます。

さて、そんな和歌山県にあるこの碑は、1944年に発生した昭和東南海地震の津波による被害の碑です。昭和東南海地震は、熊野灘を震源とするマグニチュード7.9の地震で、これに伴って和歌山県、三重県、愛知県、静岡県で津波が発生しています。特に三重県南部と和歌山県は津波が高く、高い所では8~10mを記録しています。旧那智町天満地区でも2~5mの津波に襲われ、死者9名、損壊家屋117戸の被害が出ました。また2年後に発生した、昭和南海地震(マグニチュード8.0)でも津波が発生し、この地域も再度被害を受けました。こうしたことを受け、この碑の国土地理院地図の伝承内容の所には「時が経てば人々の記憶も薄れるのでこの碑を建てた」とあります。

九州から関東にかけての太平洋側では、過去の歴史などを見ると概ね100年から150年に一度の周期で巨大地震が起こっています。南海トラフ地震が起これば、次回も津波が来ると言われていますので、日頃から”地震が起こったら津波が来るから高台へ逃げなければいけない”という意識づけや、”どの辺りが海抜何mなのか”、”どのルートで逃げなければいけないか”、といった地域の地形や状況を把握しておくことが大切だな、と思いました。

気象庁>>津地方気象台:昭和東南海地震の概要

おまけ – くじらの博物館

和歌山県には全国的にも珍しいくじらの博物館があります。こちらの施設では、くじらの生態や人間とくじらとの関りなど、いろいろ勉強をすることができます。また、くじら以外にも様々な種類のイルカがいます。イルカ専用のプールがあって、気持ちよさそうに泳いでますよ。そのプールは、チューブ状になっているので下からイルカが泳いでいる姿を見ることもできますよ~。

くじらの博物館

いろいろ魅力はあるのですが、結(Yui)のイチ押しは、外にあるくじらのプールです。ここは入り江を利用して作ってあるプールなんです。入り江を利用したプールなんてエコで、動物にとってもストレスフルで素敵ですよね。そしてここではなんとゴンドウクジラのショーが見れます!ゴンドウクジラのショーなんて全国的にも珍しい!ゴンドウクジラはとても頭が良いクジラだそうです。身体も大きいのでショーも迫力がありますよ。

ゴンドウクジラのショーが見れる入り江のプール

全国的にも珍しいクジラの博物館なので、クジラ好きもそうでない方も和歌山県に行った際には是非立ち寄ってみてください。一見の価値ありです。

結(Yui)でした。ではまた~☆

参考URL:くじらの博物館

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一般社団法人 災害伝承普及協会
「みんなの心をつないで防ぐ」をコンセプトに活動しています。防災における災害伝承の大切さを発信しています。自然災害伝承碑の探訪を通し、石碑に残された先人の思いやりの心をいつも感じています。防災のことや心理学の事を発信しています。
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