滋賀県|琵琶湖と洪水の関係性

こんにちは。結(Yui)です。友人のベルちゃんと一緒に自然災害伝承碑をマップにピン建てしていくプロジェクトを一緒に行っています。
明冶二十九年洪水石標
2023年5月5日 (曇り時々晴れ)
本日は前回と同じ災害の明冶二十九年洪水の石標ですが、西光寺というお寺の山門横にある石標になります。こちらの水位はかなり高いところにあります(もちろん土地の高さがあるので一概に高い低いは言えないのですが)。

さて前回のお話の続き、琵琶湖周辺地域はなぜこれほどまでに洪水の災害が多いのか、それはやはり琵琶湖と関係がありました。琵琶湖はご存じの通り、面積、貯水量ともに日本一です。また驚いたことに流入してくる河川は、1級河川だけでも118もあるのですが(1級河川以外も含むともっとあります)、自然流出河川の数は1箇所(瀬田川)だけなんです。つまり大雨になると琵琶湖へ水が流れ入ってくる場所は多いのに、出ていく場所は極端に少ないのです。という事は琵琶湖の水位が上がると水の流出はそこへ集中してしまいます。そしてさらに悪いことに昔の瀬田川は川幅が狭かったそうです。そこへ土砂が溜まって流れにくくなるとさらに流れが悪くなり、水が溢れたり、堤防が切れたり、と大きな災害になってしまったようです。

なるほど、だから昔は大雨や台風なんかで大洪水が起こったのか~と納得しました。大雨で琵琶湖が溢れるなんて、自然災害伝承碑を探訪する以前は全く想像してなかったです(だってあんなに大きな湖ですから)。なんだか琵琶湖の事、知っているようで全然知りませんでしたね。
国土交通省近畿整備局:https://www.kkr.mlit.go.jp/biwako/seta_sluice/rekishi.html
おまけ – 琵琶湖
前回までは近江日野商人館をご紹介してきました。が、我々が誇るもっと有名なものがあるだろう!と滋賀県民に怒られそうなのでご紹介したいと思います(もちろん近江日野商人館も素晴らしいんですよ)。それはやっぱり…滋賀県民が皆様に誇る(という勝手なイメージ)、そして前回、今回で本編の方でもご紹介させていただいた明冶二十九年洪水で大洪水となった琵・琶・湖でしょう。
本編でも琵琶湖についてふれましたが、こちらではもっと一般的な観点から琵琶湖を見てみたいと思います。例えば、琵琶湖という名前、琵琶湖はなぜ琵琶湖と呼ばれているかご存じでしょうか。…そうです、おそらく大体の方が簡単に思いつかれたと思いますが、楽器の琵琶の形に似ているからなんですね。私も調べたことは無いもののなんとなくそうかな、とは思っていました。

また琵琶湖はいつできたと思いますか?なんと約400万年前なんですよ!なんて長寿な湖!こういう古代湖は世界に20しかないそうです。世界的に見てもかなり貴重な湖だったとは…。日本人ならおそらく知らない人はいないと思う湖、日本地図上でそこはかとない存在感を出している湖、それが琵琶湖。そんな琵琶湖の事全然知りませんでした。ちなみにここでは文字の関係上割愛しましたが、琵琶湖は生物の固有種も豊富にいる素晴らしい湖なんですよ。皆様も興味を持たれた方は是非一度行ってみてくださいね~。
結(Yui)でした。ではまた~☆
滋賀県立琵琶湖博物館>>琵琶湖の概要:https://www.biwahaku.jp/study/lake-biwa-overview.html
滋賀県のリンク:https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kankyoshizen/biwako/gaiyou.html