土砂災害

兵庫県|またしても四文字の漢字が…

Yui

こんにちは。結(Yui)です。友人のベルちゃんと一緒に自然災害伝承碑をマップにピン建てしていくプロジェクトを一緒に行っています。

有備無患 (ゆうびむかん)

2023年6月10日 (晴れ)

突然ですが皆さんは自然災害伝承碑と聞くとどんな形を思い浮かべるでしょうか。パッと思いつくのは石板や災害にちなんだ石がそのままド~ンと建っているものなどが多いかもしれません。以前Bellちゃんが紹介していた「禍福無門」も上流から流れてきた石が土台にドーンとありましたね。他にも「祈りと復興のブロンズ像」のような銅像になっていたり、お地蔵様や観音様などいろいろな形があります。また書いてある事も様々で、慰霊碑として個人名や、当時の状況が書かれていたり、一番言いたいことが一言あるだけだったり。当時の方たちの想いや、状況が垣間見えてとても興味深いです。ちなみに私が個人的に好きな碑のタイプは、大地震両川口津浪記のような未来の人たちへのメッセージがダイレクトに書かれているタイプと、Bellちゃんが書いていた「えびの地震」のような一番言いたいことが一言だけ書かれているタイプが好きです。

さて今回もこの一番言いたいことが一言だけ書かれているタイプの碑なのですが「有備無患」、ゆうびむかんと読みます。さてさて今回も皆様は意味が分かりますでしょうか。

有備無患の碑: 結(Yui)撮影

ちなみに私はこの石碑にある文字がそもそも「有備無患」だとも読めませんでしたが💦国土地理院さんの地図を見て名前は知っていましたが、これか??となりました。かろうじて「備」が読めた&写真が同じだったためこれだろうな、とわかりましたが…末次信正さん、達筆すぎます…。
さてこの有備無患、国土地理院さんの地図にも

有備無患とは、「備え有れば患(うれ)い無し」のこと

とあります。良かった、今回はそのまま意味も分かります。確かに!備え有れば患いなし。防災、減災の基本中の基本ですね。最後になりましたが、この碑は阪神・淡路大震災の碑ではなく1938年の7月の豪雨による碑です。この豪雨により六甲山各所で土石流が発生し、それに伴い河川が氾濫し、この地区も大きな被害を受けました。

おまけ – 日本一短い国道 (国道174号線)

さて、以前おまけでご紹介した神戸税関の近くには”日本一短い国道”があります。それは国道174号線、なんと187.1mしかないのです!国道なのに!!国土交通省のHPにも

日本で一番短い国道は、国道174号で、距離はわずか0.2㎞です。
この国道は、神戸港と神戸市中央区にある国道2号を結ぶ道路で、短いながらも神戸港の物資流通のための産業道路として重要な道路です。

とあります。道はいつもどこかにつながっているので、国道の長さなんて気にしたことなかったけど、確かに長い短いあるでしょうね。187mなら他の国道よりも断然簡単に完歩できるので皆さんも神戸市に行った際には是非行ってみてください。

結(Yui)でした。ではまた~☆

国土交通省HP>>道に関する各種データ集>>道路:日本で一番長い国道と、一番短い国道を教えてください: https://www.mlit.go.jp/road/soudan/soudan_10b_02.html

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husegu
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一般社団法人 災害伝承普及協会
「みんなの心をつないで防ぐ」をコンセプトに活動しています。防災における災害伝承の大切さを発信しています。自然災害伝承碑の探訪を通し、石碑に残された先人の思いやりの心をいつも感じています。防災のことや心理学の事を発信しています。
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