洪水

自然災害伝承碑|宮崎県|畳提…そうきたか

Yui

こんにちは。結(Yui)です。友人のベルちゃんと一緒に自然災害伝承碑をマップにピン建てしていくプロジェクトを一緒に行っています。前回までは2か月にわたり福島県の東日本大震災の自然災害伝承碑をご紹介してきましたが、今月は少し場所を変えてご紹介します。ベルちゃんが宮崎県を紹介していましたので、宮崎つながりでご紹介。

畳堤記念石像

2025年11月15日 (晴れ)

 さて、今回は宮崎県ですよ。宮崎県の延岡市には面白い自然災害伝承碑があります。その名も「畳提」。この畳提は読んで字のごとく畳で堤防を作る、というとてもユニークなもの。場所は五ヶ瀬川沿いの堤防にあるのですが、この五ヶ瀬川は河口が狭く、住民の方々は以前から洪水被害に悩まされていました。1884年(明治17年)に発生した洪水では広い田畑が流され、多くの死傷者を出す被害となってしまいました。そこで大正末期から昭和初期にかけて考案されたのがこの畳提です。

畳の入っていない状態:筆者撮影

普段は畳が入っていないので一見すると低い欄干のようにも見えます。あまりにも自然に風景に溶け込んでいるのでパッと見はわからないかもしれません。ですが、ひとたび川の水が堤防を越えて氾濫するとなったら、その前に上部にある差し込み口から畳を入れて堤防を作ることができます。

畳が入った状態:筆者撮影

結(Yui)もさまざまな形の堤防や自然災害伝承碑を見てきましたがこの発想はなかった…。堤防って昔だったら土手(土や石など)や、水防林(竹など)などがメインではないかと思うのですが、まさかそれを畳で作っちゃうとは。いや~そうきたか、昔の人すごい!ってなっちゃいましたね。ちなみに畳の材料はい草なので強度はどうなんだろう、と思っていたのですが、案内板によると畳は水を吸って膨張すると強度が増すようです。そこまで考えられているとは…すごすぎる畳提…。ちなみに兵庫県や岐阜県にも畳提があるようなので、機会があればそちらの畳提も見に行ってみたいと思いました。

おまけ – 宮崎県総合博物館

宮崎県といえば、チキン南蛮、ジャイアンツのキャンプ地、日向夏といったざっくりイメージしかなった結(Yui)。今回来て思ったのは、「空が青い」(お天気が良かったので)、そして食べ物がおいしい(チキン南蛮やうどんなど何食べてもおいしかった)。しかしあまりにも宮崎県についての知識がない…と感じたので総合博物館へやってきました。こちらの博物館は宮崎県の地質や自然、歴史など様々なことが学べます。展示物もジオラマあり、動物のはく製ありといった感じで充実していました。しかも入場料無料!じっくり宮崎県の事を知りたい方にはおすすめです。

また宮崎神社から宮崎県総合博物館の間には旧家を移築している一角があるのですが、そこにはジャンボレモンなるものがいました。目がついてて可愛かったよ~。

結(Yui)でした。ではまた~☆

参考URL:
宮崎県総合博物館HP: https://www.miyazaki-archive.jp/museum/

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一般社団法人 災害伝承普及協会
「みんなの心をつないで防ぐ」をコンセプトに活動しています。防災における災害伝承の大切さを発信しています。自然災害伝承碑の探訪を通し、石碑に残された先人の思いやりの心をいつも感じています。防災のことや心理学の事を発信しています。
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