自然災害伝承碑|宮崎県宮崎市「外所大地震追悼供養碑」50年ごとに建てられる記憶
こんにちは!ベルです。全国の自然災害伝承碑をめぐる旅をしています。相棒の結ちゃんと一緒マップにピンだてしていくプロジェクトに取り組んでいます!
今回は宮崎県宮崎市です。プロ野球球団のキャンプ地としても有名な「宮崎県総合運動公園」の近くに、350年以上前の巨大地震の記憶を伝える石碑がありました。その名も「外所(とんところ)地震供養碑」です。過去と未来をつなぐメッセージに耳を傾けました。
途切れない思い。碑の概要

【訪問日:2025年12月30日】
日向灘まで直線距離で約1Km、JR日南線「運動公園駅」から徒歩で7分ほどの場所にあります。この地にある石碑は1つだけではありません。防災の大切さを後世に伝えるため50年ごとに新たな碑が建立されていました。
碑の概要
- 碑名:外所地震供養碑
- 災害名:寛文大地震(外所地震)(1662年10月31日)
- 災害種別:地震・津波
- 建立年:1701年(以降、約50年ごとに建立)
- 所在地:宮崎県宮崎市大字熊野
- 伝承内容
- 1662年10月31日深夜、日向灘沖でM7.5〜M7.6の巨大地震が発生
- 巨大津波により沿岸の7つの村がことごとく飲み込まれて水没
- 死者200人、全壊家屋3800戸の大被害となる
- 当地では地盤沈降と津波で家屋246戸が海に没した
- 水死者15人の被害
- 諸々の犠牲を忘れず防災の大切さを後世に伝えるため
- ほぼ50年ごとに新たな碑が建立
本当に?驚きの光景。供養碑が7つも?!
予め事前に調べていたとはいえ、やはり現地に到着して一番驚いたのは、石碑が1つだけではなかったことです。本当に7つの碑がそこにはありました。

一番右側の崩れてしまっている碑が「50回忌」のもの、そして一番左にある新しく大きな碑は、2007年(発災から345年目)に建てられた「350回忌」の供養碑です。 一度石碑を建てて終わりではなく、50年ごとに新しい記念碑を建て続けることで、災害の風化を防いでいるんですね。
今までたくさんの伝承碑をめぐってきましたが、1つの場所で同じ地震のことを忘れないようにと50年ごとに供養碑を建立しているところは、今のところ他には会ったことがありません。
ほぼ50年という点もとても興味深く感じました。100年だと、生きているうちに建立の機会に触れることがない人もいらっしゃるかもしれませんが、50年であれば機会に恵まれる可能性は非常に高くなります。
多くの伝承碑を巡ってきて、建立したものの風景と化してしまっていたり、知っている人だけが知っている、、、という状況であることも少なくありません。(自然災害伝承碑が地図記号になった背景にも通じるところです)
生き残った先人たちが未来に伝えるべく石碑に込めた思いが、350年以上途切れることなく子孫へとバトンタッチされ続けていることに心から尊敬しました。
現地には充実した案内看板もあり、また、周辺は整備されていて車でも入りやすかったです。


暮らしのそばで続く、防災のバトン
この地域では、今でも「外所地震」の教訓がしっかりと受け継がれています。宮崎市内の小学校では、教職大学院生の方々が講師となって、紙芝居「とんところ地震」の実演や防災クイズを通した防災学習のフィールドワークが行われているそうです。
参加した子どもたちからも「外所地震のことを、怖さを含めて伝えていきたい」といった感想が寄せられており、未来へしっかりと教訓が渡されていて素晴らしいですね。忘れない工夫としての思いは必ずや400回忌、8つめの供養碑へと承継されてくことでしょう。次の建立は計算上では2062年となりますね。(生きて元気にいたら見に行きたいです!)
おまけ
ぜひとも紹介したい!「TERRASTA」です。
都城市の中心部にあり、ホテルやレストラン、スーパー、テナントもある複合施設です。
お隣には図書館もありワーケーションにも最高だと思います。

いつもはギリギリの貧乏旅なのですが笑、今回はその貧乏旅にも手がとどくのに、のに、のに(しつこい笑)、すてきで快適な宿りができました。何がすてきと言いますと、バスソルトを自分でブレンドすることができたことです!ハーブやアロマオイルなども大好きなのでテンションがあがりました笑
地域にお住まいの方も利用していらっしゃって賑わってました。地域の素材を活用したコンセプトなど素晴らしかったです。地方都市の魅力増し増しのすばらしい施設でした。
宮崎県都城市に訪問の際はぜひ!

食事は必ず現地のお店を利用するようにしています(朝ごはんも早朝から開いている喫茶店などを利用します)。鶏肉と魚のお刺身がとっても美味しかったです😋
現地へ行く、実際に見る、五感で体感することの大切さを実感する日々です。 季節の変わり目、体調をくずされませんように。
では、また!ベルでした!😊




